Amazonで商品を販売していると、商品の返品や返金の対応をする時があります。
返品の理由は様々ですが、配達途中に商品が壊れてしまい返品する事になる事も考えられます。
いくら自分が気を付けていても免れない事態が発生する可能性はあります。
そういった時のためにどうやって返金処理を行えば良いのか解説していきます。
間違った方法で行ってしまうとトラブルの原因になったり、返金額を間違えてしまい必要以上に返金してしまったという事もありえます。
そうならない様にしっかりとした方法で行う返金処理について紹介していきます。
Amazonセラーセントラル返金のやり方
それではセラーセントラルで行う返金処理のやり方について紹介していきます。
やり方自体は難しくありませんが、間違えてしまうと余計なトラブルを発生させてしまう事があります。
返金をする前にしっかりと状況や流れを把握しておく必要があります。
ここで紹介する内容は下記の通りです。
- 返金を実行する前に留意すること
- 返金時の留意点
- 返品のキャンセル
それでは詳しく解説していきます。
返金を実行する前に留意すること
返金対応をしなくならなくなったからと、すぐに返金対応をするのは良くありません。
まずは返金前に留意する事について紹介していきます。
返金するときは返品リクエストが購入者の方から届きます。
返品リクエストを承認した後は、購入者から商品が返品され到着するのを待つ必要があります。
商品の到着を待たずに返金してしまうと、商品が戻ってこなかったという場合にトラブルとなり兼ねます。
しかし、返金する場合でも商品の返品が必要ないと判断した場合は、購入者が商品を所有することができます。
また返品された商品が傷ついていたり、破損していたという場合は出荷時のコンディションと異なるので購入額の全額ではなく一部のみを返金するという事ができます。
この場合は事前に購入者に連絡していくら返金するのか互いに話し合いをしておく必要があります。
返金時の留意点
返金を実行する前に確認しなくてはいけない事がありますので紹介していきます。
返金処理を実行する時は必ず商品が返品され到着してから実行します。
返品が必要ないという場合は購入した方が商品を所有、破棄する事ができます。
返品された商品が破損していた場合などは全額返金ではなく、一部の返金で対応する事ができます。
その場合は返金処理を行う前に必ず購入者と連絡を取り、お互いが納得できる金額を決定させる必要があります。
また返品理由に応じては返品する時に発生する配送料を差し引いて返金する事も可能です。
返品のキャンセル
返品があるときは基本的に購入者から返品リクエストがきます。
しかし、稀に直接メールなどでキャンセルしたいと連絡がくる時もあります。
購入者から直接返品したいと連絡があった場合は、購入者側のアカウントから返品リクエストを依頼するようにしてください。
購入者が保留中のリクエストをキャンセルすると、出品者にメールが送信されます。
返品、返金の流れは下記のようになっています。
- 購入者がアカウントページの返品受付センターから返品リクエストを送信します。
- 出品者がセラーセントラルの返品管理から返品リクエストを確認し、返品を承認するか、終了するかを判断します。
- 購入者に返品リクエストの結果がEメールで送信されます。
- 購入者は、返品受付センターで返送先住所が記載されたラベルを印刷し、出品者へ商品を返送します。
- 出品者は返送された商品の受領を確認した後、注文管理から該当する注文の返金を行います。
返品リクエストの対応の仕方と注意点
それでは返品リクエストの対応の仕方と注意点について紹介していきます。
まずは返金する流れをしっかりと理解し、1つ1つ間違いのないように対応していきましょう。
ここで紹介する内容は下記の通りです。
- 返品リクエストを処理する
- 返品手続きを終了する
- 返金して購入者に連絡する
それでは詳しく解説していきます。
返品リクエストを処理する
まず返品リクエストが購入者から届くので処理します。
届いた返品リクエストを確認して承諾します。
複数の返品リクエストを一度に確認することもでき、確認が必要なリクエストを選択します。
返品管理ページの上部にあるドロップダウンメニューから「選択した返品をすべて承認する」を選択します。
返品リクエストを承認、終了、購入者への連絡にアクセスできるリンクが記載されたメールの返品リクエストを受け取るように設定を更新する事も可能です。
また、Amazonで返品リクエストを自動的に承認する設定もできます。
何らかの理由で休業する場合は、返品の自動承認も可能です。
返品手続きを終了する
返金を行っても商品の返品が必要ないと判断した場合や、返品を受け付けないと判断した場合は、そのまま返品リクエストを終了します。
返品リクエストを終了する場合は、終了する理由を選択し購入者に対してのコメントを入力します。
返品リクエストが終了すると、Amazonから購入者にメールが送信されます。
出品者または購入者が支払う返品費用が元の商品の価格を超える場合は、購入者に連絡を取ることを検討する場合があります。
このような場合には、購入者が元の商品を返品せずに所有したまま、全額返金を行うことも可能です。
返品の配送料が商品価格に近いかそれ以上であり、購入者に返品の配送料の支払い責任がある場合は、購入者に連絡し配送料が発生することを伝える必要があります。
この時に可能であれば、購入者に満足いただけるようにカード払いや配送料の値引きまたはその両方を提示すると良いと思います。
返金して購入者に連絡する
返金処理を実行する時はAmazonセラーセントラルの上部にある「注文」→「返品管理」をクリックします。
クリックすると返品管理画面に移動しますので、ここで「対応が必要な返品リクエスト」を選択します。
返金する画面に移動したらいくら返金するのが数字を入力します。
ここでは金額を間違いないようにくれぐれも注意しましょう。
金額を入力したら「払い戻しを送信」というボタンをクリックし返金処理が完了となります。
返金が完了したら完了したことを購入者にコメントしてお伝えすると良いと思います。
返品、返金対応が悪かったりすると出品者へのフィードバックに悪い評価を付けられてしまいます。
また、スムーズな良い対応をすれば良い評価を貰える事もありますので、こういった対応も丁寧に行うのがオススメです。
出品者への評価の見方などについてはコチラで詳しく解説しています。
Amazonで商品を販売しているのであれば気にするべき評価です。
➡amazon出品者の評価の見方 パソコン版スマホ版それぞれで解説
Amazonセラーセントラル返金のやり方まとめ
ここではAmazonセラーセントラル返金のやり方について紹介させて頂きました。
返金のやり方はそれほど難しくありませんが、流れをしっかりと理解し1つ1つミスが無いように行うのがポイントです。
間違ってしまうとトラブルが発生したりする可能性があるので、慎重に進めていきましょう。
返金は全額行うのか、一部行うのか、送料分を差し引くのかなどを選択できるケースがあります。
どのケースにおいても事前に購入者の方とやり取りをし、相互が納得している金額を決定してから返金処理を実行します。
また、商品を返品してもらう場合は商品が手元に到着し、商品の状態を確認してから返金処理を進めましょう。
Amazonでの注文キャンセルのやり方やアカウント健全性についてはコチラで詳しく解説しています。
➡Amazonセラーセントラル注文キャンセルの手順 アカウント健全性に及ぼす影響は?