物販ビジネスを始めるにあたり、仕入れ方法や販売方法の知識を身に付ける事は大切ですが、売上管理をする事も大切です。
基本的にはエクセルなどで管理すれば良いと思います。
しかし、意外にも仕入れや販売方法の知識を学ぶ人はいますが、管理表の作成方法を学ぼうとする人は少ないです。
なぜ物販では管理表が必要なのでしょうか。
管理表があるとどんなメリットがあるのでしょうか。
ここでは初心者にオススメな管理表の作成の仕方や、必要な項目について紹介していきます。
物販の管理表作成の仕方
管理表を作るとなると難しいイメージを持つ方が多いようです。
実際は把握すべき数字が分かれば簡単な表で問題ありません。
ではどんな風に管理表を作成すれば良いのでしょうか。
ここで紹介する内容は下記の通りです。
- 管理表の重要性について
- 税務処理に役立つ
- スプレッドシートを使用する
それでは詳しく解説していきます。
管理表の重要性について
物販ビジネスは安く仕入れて高く売り、その差額が利益となります。
それには販売手数料がかかったり、送料がかかったりもしてきます。
基本的に商品を仕入れた場合、スタートはマイナスからとなります。
どれだけ販売すれば損益分岐点こ超えるのか、またプラスになった時はいくらプラスで利益率は何パーセントあるのか。
こういった数値を管理する事でキャッシュフローが分かりやすくなります。
クレジットカードを使って仕入れをした場合なども、いくら販売すればクレジットカードの清算に足りるのかなどもわかるようになります。
税務処理に役立つ
物販で面倒だと感じるのは税務処理です。
どれだけ仕入れてどれだけの利益を出しているのかを知らせるためにも管理表があった方がわかりやすいです。
仕入れた時のレシートや販売したときのデータを残しておく方法でも把握できなくはないですが、管理表があれば一目で分るようになります。
自分が数字を把握しやすくなるだけではなく、税務署員に対しての印象も良くなると思います。
副業として行っている人も管理する必要はありますが、とくに個人事業主として物販ビジネスを行っている人は管理表を作成しておく必要があります。
スプレッドシートを使用する
管理表はエクセルではなくスプレッドシートで作成するのがオススメです。
エクセルで管理するとなると保存しているパソコンでしか使用する事ができません。
しかし、スプレッドシートとなればパソコンからはもちろんスマホからもログインして管理する事ができます。
パソコンに比べると操作性は落ちますが、それでもスマホからログインして数値が見れたりするのは便利です。
また普段はデスクトップで作業していて、外出時などにノートパソコンを持っていくという方もWeb上でスプレッドシートを共有できるので管理が便利になります。
エクセルシートとスプレッドシートは使い方はほとんど似ていますが、異なる部分もあります。
エクセルの方が使いやすいという方もいると思いますが、スプレッドシートの方が総合的な部分で便利なのでスプレッドシートを使うようにしましょう。
売上管理に必要な項目と数値について
続いて売上管理表を作成する上でどんな項目や数値を記載すれば良いのか紹介します。
管理表は販売数や期間が多くなればなるほど、データ量も増えていきます。
そのため、作成する時のポイントはできるだけシンプルな物が良いです。
あの数値やこの数値もわかった方が良いと思い、分析用に色々な数値を入れる逆に分りにく表となりがちです。
ですので、入力する項目、数値は最低限にするのがオススメです。
ではどんな項目や数値を入力すれば良いのでしょうか。
ここで紹介する内容は下記の通りです。
- 仕入れ情報を管理する
- 売上、販売情報を管理する
- 月間ベースで管理する
それでは詳しく解説していきます。
仕入れ情報を管理する
まず入力すべき内容は仕入れに関する情報です。
仕入れに関する情報を入力しないと、そもそもいくら利益が出ているのか管理する事ができません。
必要な項目と数字は
- 仕入れ日
- 仕入れ額
- 商品名
- 商品管理番号(ASINなど)
最低限こちらの4項目は入れておきたい所です。
必要に応じて仕入れた場所を入れるのも良いと思います。
商品管理番号は自分自身で管理しているSKUで大丈夫です。
Amazonに出品している場合はAmazonのASINを入力しておくと良いと思います。
商品名だけだと似たような商品だった場合わかりにくくなってしまいます。
そのため、番号で管理した方が間違いがしにくくなります。
売上、販売情報を管理する
続いて売り上げなど販売に関する情報を入力します。
ここで入力すべき項目は
- 販売日
- 販売額
- 手数料
- 送料
- 利益額
- 利益率
最低限これだけの項目は必要となります。
販路が複数ある場合はは売れた媒体の記載があると分かりやすいので、上記に追加で販路も記載しましょう。
記載するフリースペースとして備考欄を設けておくと使い勝手が良い場合もあります。
必要に応じて備考欄も追加しておくのも良いと思います。
月間ベースで管理する
最後に紹介する内容は月間ベースで管理するという事です。
仕入れや販売された日は毎日入力するのが基本ですが、毎日入力したデータを月毎に分けて管理します。
基本的に月間ベースでいくら仕入れて、いくら販売して利益がどのくらい出ているのかを把握します。
エクセルやスプレッドシートで管理する場合は、日ごとに管理するシートと月毎に管理するシートを分けて作成した方が見やすいと思います。
物販の管理表作成の仕方まとめ
ここでは物販の管理表作成の仕方について紹介させて頂きました。
収支をしっかりと把握するためにも管理表を作成した方がわかりやすいです。
また、管理表があると税務処理にも便利になります。
管理表を作成するときはできるだけシンプルに作成した方が分かりやすいです。
最低限入力しておきたい項目は
- 仕入れ日
- 仕入れ額
- 商品名
- 商品管理番号(ASINなど)
- 販売日
- 販売額
- 手数料
- 送料
- 利益額
- 利益率
こちらになります。
あとは必要に応じて付け加えていくのが良いと思います。
管理表の書式はどんなものでも良いと思います。
大切なのはわかりやすくて、記載が面倒でない内容が良いと思います。
また管理表を作成する上で数式や関数を使用すると自動で計算してくれます。
作業効率が大幅に良くなるので、必要に応じて組み込んでいくと良いです。