Amazonで商品を販売する時に中古を出品する時があると思います。
当然中古の出品となると必要となってくるのが古物商許可です。
古物商許可が無い状態で商品を販売すると、Amazonのアカウントが停止・削除となってしまう可能性があります。
またそれだけではなく、場合によっては警察に逮捕されてしまうケースもあるという事です。
そうなると古物商許可は必ず必要なんだと感じますが、古物商許可が無くても大丈夫なケースもあります。
中古商品を出品する時は古物商についてしっかりと理解しておく必要があるので、ここでは中古出品する時のノウハウや知識について紹介していきます。
Amazon販売で古物商許可はいらない?
まずは古物商許可についてしっかりとした知識を持っておく必要があります。
そもそも古物商許可とはどんな許可なのでしょうか。
ここで紹介する内容は下記の通りです。
- 古物商ってなに?
- 古物商許可が必要な場合
- 古物商許可が必要ない場合
それでは詳しく解説していきます。
古物商ってなに?
そもそも古物商許可とはなんなのでしょうか。
古物営業法で定められている古物とは
- 一度使用された物品
- 使用されない物品で、使用のために取引されたもの
- これらの物品に幾分手入れをしたもの
このように定められています。
つまり1度でも消費者の手に渡ったものは古物という扱いになります。
メーカーから卸売、小売といった通常の流通段階の物は除かれます。
ポイントとなるのは一度使用された物品となり、使用というのはその物の本来の目的に従って使用したかどうかという事になります。
衣類などのアパレル関連であるならば着用する、楽器などなら弾いたり吹いたりする事になります。
しかし、本来の目的に従って使うことができないものは、古物という扱いにはなりません。
また古物商許可を持っている事で出品している商品が「盗品の流通防止」という役割も果たしてくれます。
誰でも中古品を販売できると盗品などでお金を稼いでしまう人が出てきてしまいます。
古物商許可が必要な場合
Amazonで中古品を販売する時に古物商許可が必要になる場合と、不要な場合があります。
まずは古物商許可が必要な場合について解説していきます。
Amazonで中古品を販売する事を生業としている人はいますが、最近では副業としてAmazonで中古品を販売する人が増えてきました。
AmazonではFBA倉庫があったりと時間がなくても隙間時間にお金を稼ぐ事ができるプラットホームです。
FBA倉庫についてはコチラで詳しく解説しています。
➡AmazonFBA倉庫とは?利用するメリット・デメリット、送料や手数料について
基本的にAmazonで中古品を販売する時は古物商許可が必要になります。
実際にAmazonの問い合わせフォームに連絡し確認を取ってみた所「Amazonで古物を販売する際は古物許可証が必要です。」という回答でした。
そのため、該当商品を出品したい場合は古物商の許可を取ってから販売するようにという事になります。
古物商許可が必要ない場合
続いて古物商が不要な場合について解説していきます。
どういったケースでは古物商許可がなくてもいいのでしょうか。
まず最初に紹介するケースは新品の商品を仕入れて販売するという場合です。
新品であれば古物と言う扱いにはなりませんので、古物商許可がなくても販売する事ができます。
仕入れ先は家電量販店などから仕入れたケースになります。
続いて紹介するケースは不要になった家電を販売するという場合です。
これは今まで使用していた家電なので当然中古品になりますが、不要になった物を処分するためにAmazonを利用するという事になります。
不用品を処分する目的であれば古物商許可は必要がありません。
また気を付けなくてはいけないのが新品の商品であっても一度個人で購入したものは新品、未開封であっても中古として扱われるという事です。
つまりAmazonで個人が運営しているショップから新品、未開封の商品を購入して販売する場合は古物商許可が必要となります。
中古出品する時のノウハウや知識について
それではAmazonで中古品を販売する時のノウハウや知識について紹介していきます。
古物商許可を取らずに商品を販売していたらどうなってしまうのでしょうか。
また古物商許可はどうすれば取得する事ができるのでしょうか。
ここで紹介する内容は下記の通りです。
- 古物商許可を取らなかった場合はどうなる?
- 古物商許可を取得するには
それでは詳しく解説していきます。
古物商許可を取らなかった場合はどうなる?
古物商許可を取らないままで中古品を販売していたらどうなってしまうのでしょうか。
起こり得る可能性としては
- Amazonアカウントの停止、削除のリスク
- 無許可営業の罰則について
このような事がありますので、それぞれ詳しく見ていきましょう。
Amazonアカウントの停止、削除のリスク
まず起こり得る事はAmazonのアカウント停止とアカウント削除のリスクです。
中古品を販売しているとAmazon運営から古物商許可証のコピーの提出を求められる場合があります。
コピーの提出を求められて提示できればもちろん問題ありませんが、提出に応じなくアカウントが停止になったという人もいます。
古物商許可がなく悪質な無許可営業と判断された場合はアカウントが削除となってしまう事もあります。
もしもアカウントが停止、削除になってしまったらそれまでの売上が振り込まれなくなってしまいます。
無許可営業の罰則について
古物商許可を取得せず無許可営業をしていたら古物営業法違反として罰則を受ける場合があります。
警察に逮捕される事となり、無許可営業に対しては「3年以下の懲役または100万円以下の罰金」という罰則が科せられてしまいます。
しかも処罰後5年間は中古商品を販売するというビジネスができないペナルティも受ける事になります。
かなり重い罰則があるので古物商許可は必須と言っていいほど大切なものと言えます。
古物商許可を取得するには
それではどうすれば古物商を取得する事ができるのでしょうか。
古物商許可を得るためには営業所を管轄する警察署を経由して各都道府県の公安委員会に対し申請する必要があります。
専門家に依頼する事もできますし、自分で頑張って申請する事もできます。
専門家に依頼した方が対応がスムーズにいきやすいので、専門家に依頼するのがオススメです。
まずは無料で相談できる窓口に問い合わせをしてみると良いと思います。
古物商許可を得ることができれば安心して中古品の販売もできるし、ライバルとの差別化をする事もできます。
古物を販売して利益を得ることは今後もまだまだ伸びしろのあるビジネスです。
Amazon販売で古物商許可まとめ
ここではAmazon販売で古物商許可は必要なのか不要なのかについて紹介させて頂きました。
まずどういったケースでは許可が必要で、どういったケースでは許可が不要なのかを把握する必要があります。
古物営業法で定められている古物
- 一度使用された物品
- 使用されない物品で、使用のために取引されたもの
- これらの物品に幾分手入れをしたもの
ポイントとなるのは新品、未使用でも1度でも消費者の手に渡ったものは古物という扱いになるという事です。
古物商許可を取らなかった場合はAmazonアカウントの停止、削除のリスクがあったり、無許可営業の罰則を受ける事になります。
中古品を販売して物販ビジネスを行うのであれば古物商許可を取っておくのが良いと言えます。
古物商許可を得るためには営業所を管轄する警察署を経由して各都道府県の公安委員会に対し申請する必要となります。
自分で申請をするのも良いかもですが、時間がかかったりするので専門家に依頼した方がスムーズに申請する事ができます。